毎月きちんと試算表は出ている。税理士から説明も受けている。それなのに、月次決算を見たあとに何かの判断が変わったという実感がない——そう感じている経営者は少なくありません。本記事では、月次決算が「数字の報告」で止まってしまう原因と、それを経営判断に変えるための面談の型を、中小企業200社を支援する税理士が実際に行っている手順で解説します。自社の月次が機能しているかを判定するチェックリストも用意しました。
この記事の結論:月次決算が経営判断に変わらない最大の原因は、数字を読み上げるだけで「で?」の先が会話になっていないことです。経営判断に変えるには①変化点を率ではなく金額に直す →②断定せず事実として提示する →③自社の見解を必ず添える →④社長にヒアリングする →⑤「もしそうだとすると会社にこういう影響が出ますが、どうしますか」まで進めるという順番で進めます。判断の軸は会社の状態で変わり、赤字なら損益分岐点→収支分岐点→預金の適正性、黒字ならより高い概念(預金残高の適正性・純資産比率・営業利益率)へ上げていきます。
Contents
月次決算を見ているのに、経営判断が変わらない
月次決算そのものを行っていない会社は、いまでは多くありません。多くの経営者が毎月なんらかの形で試算表を受け取っています。それでも「月次を経営に活かせているか」と聞くと、はっきり頷ける方は限られます。数字は届いているのに、判断が変わらない。この状態が、いま中小企業でもっとも多く起きていることです。
「送ってもらって、見ています」で終わっている
典型的なのは、試算表がメールやクラウドで届き、経営者がそれを開いて眺めて終わる、というパターンです。売上がいくら、粗利がいくら、利益がいくら。数字そのものは目に入ります。しかし、その数字が良いのか悪いのか、心配すべきものなのか、放っておいてよいものなのかという判断がつきません。判断がつかないので、行動も変わりません。結果として、月次決算は「毎月届く報告書」以上のものになりません。数字は見たら分かります。問題は、その数字を「で?」の先へ進める会話が起きていないことです。
説明を受けても、次に何をするかが決まらない
面談の場を持っている会社でも、状況が大きく変わらないことがあります。前月と比べて売上がいくら増えた、原価率が何ポイント動いた、販管費のこの科目が増えた——という説明が一通り行われる。経営者は「なるほど」と受け取ります。そして面談が終わります。ここで欠けているのは、「だから何を決めるのか」という着地点です。説明は情報提供であって、経営判断ではありません。月次決算の目的は、経営者が次の一手を決めることにあります。決めるところまで進まなければ、時間を使った意味が薄れてしまいます。
年商1億〜10億の会社ほど、この差が業績に出る
この差は、規模が小さいうちは表面化しません。しかし年商が1億円を超え、拠点や商品が複数になってくると、どこで儲かり、どこで漏れているのかが社長の肌感覚では追えなくなります。ここから先は、数字を使って判断するしかありません。月次決算を経営判断に変えられるかどうかが、そのまま成長スピードの差になります。
なぜ「数字の報告」で止まってしまうのか
月次決算が経営判断に変わらない原因は、経営者側の意識の問題ではありません。面談の設計と、問いの立て方に原因があります。私たちが社内の面談トレーニングで繰り返し指摘しているのは、次の3点です。
原因1:数字を読み上げるだけで、見解がない
もっとも多いのがこれです。試算表の数字を上から順に読み上げ、増減を説明して終わる。しかし経営者が知りたいのは増減そのものではありません。「その動きを、財務の専門家としてどう見ているのか」です。見解がゼロなら、その面談は「送ってくれたら見ますよ」と言っているのと変わりません。数字が読めることと、数字に意見を持てることは別の能力です。前者だけでは、経営判断の材料になりません。
原因2:「どうですか」という、意図のない質問
「何か気になることはありますか」「最近どうですか」という問いかけは、一見すると相手に配慮した質問に見えます。しかし実際には、質問の幅が広すぎて答えようがありません。まして経理を任せている経営者にとっては、集計した結果その数字になっただけであり、気になることを挙げろと言われても困ってしまいます。質問には常に意図が要ります。「どうですか」と聞くのは、意図がないと宣言しているのに近い状態です。質問は、どんな答えが返ってきてほしいかを決めてから作るものです。
原因3:分からないことを、決めつけて切り出している
逆に踏み込みすぎるケースもあります。「原価率が悪いのですが、どうですか」という切り出し方です。ここで確認しておくべきなのは、「悪い」と断定する根拠が本当にあるのかということです。前月と同水準の売上で外注費だけが増えていたとしても、前月の案件が当月にずれ込んだだけかもしれません。事業の当事者でなければ分からないことは、たくさんあります。にもかかわらず断定から入ると、経営者は責められているように感じてしまいます。そこから建設的な会話は生まれません。
監修税理士 塩谷宣弘の見解
私が社内の面談トレーニングでいちばん厳しく言うのは、「数字は見たら分かる。だから『で?』というところで全部止まっている」ということです。その数字が何を意味していると受け取ればいいのか。そこが会話にならないと、月次面談にはなりません。同時に、私たちはその事業の当事者ではないので、数字だけを見て判断することは不可能です。だから決めつけずに社長に聞きます。見解を持つことと、決めつけることは違います。
▶ 関連コラム:事業計画を立てないということ|中小企業の経営計画手順(月次のズレを測るには、比べる相手=計画が要ります)
自己診断:あなたの会社の月次は機能していますか
一般論として読むより、自社の現在地を確認したほうが早いと思います。次の項目に、いくつ当てはまるかを見てみてください。
✅ 自己診断:あなたの会社はいくつ当てはまりますか?
- 試算表は届くが、面談の場は持っていない(メールやクラウドで受け取るだけ)
- 面談はあるが、数字の説明を聞いて終わっている
- 先月の原価率が何%だったか、いま即答できない
- 比べる相手(今期の計画値・目標値)を決めていない
- 面談の最後に「次回までに決めること」が明文化されていない
- 数字の動きについて、税理士から自分の意見を言われたことがない
- 先月の試算表が手元に届くのは、翌々月以降になっている
3つ以上当てはまる場合、月次決算が「報告」の段階で止まっており、経営判断の材料として機能していない可能性があります。
月次決算を経営判断に変える5つの手順
私たちが月次面談で使っている型は、次の5つの手順に整理できます。順番に意味があります。
- 変化点を「率」ではなく「金額」に直す——原価率が動いたら、自社の売上規模を掛けて金額にする。金額になって初めて、話すに値する論点かどうかが分かります。
- 事実として提示する——「悪い」と決めつけず、「前月と当月で売上は同水準ですが、外注費が増えています」と、起きていることだけを置きます。
- 自社の見解を必ず添える——「材料を先に仕入れられたということでしょうか」「一時的な年払いの費用なので、ここは心配いらないと考えています」。専門家としての見立てを言葉にします。
- 社長にヒアリングする——「社長が思っている原価率と、だいたい合っていますか」「何がいちばん影響していますか」。事業の当事者しか持っていない情報を取りにいきます。
- 数値的インパクトに変換して、判断につなげる——「もしそうだとすると、通期でこれくらいの影響が出ますが、どうしますか」。ここまで来て初めて、経営判断の話になります。
手順1〜2:金額に直し、断定せずに置く
原価率が数ポイント動いたという話は、率のままでは経営者の実感につながりません。年商規模を掛けて金額に直すと、同じ数ポイントが「年間でいくら」という現実の金額に変わります。この変換をしてから論点に載せます。そして提示のしかたは事実だけにとどめます。「前月と当月が同じ売上ですが、材料は先に仕入れていたということですかね」——この入り方であれば、経営者は責められているとは感じず、素直に事情を話せます。何が悪いかを議論する前に、事実として数字がこう動いている、という共有から始めるのが要点です。
手順3:一時的な支出は「心配しなくていい」と言い切る
たとえば租税公課が特定の月に大きく跳ねることがあります。ここで金額を読み上げるだけでは、経営者の不安が残ります。必要なのは「これは年払いのもので一時的に上がっているだけです。毎年のことなので、ここは心配いりません」と言い切ることです。経営者が数字の専門家に求めているのは、これは心配すべきものなのか、心配しなくてよいものなのかという判定です。まずその軸を渡す。それだけで、月次決算の価値は大きく変わります。
手順4〜5:ヒアリングから、次の経営課題へつなぐ
私たちが目指しているのは、数字の話を数字で終わらせないことです。実際の会話は、たとえばこう進みます。「変動原価率が上がっているのですが、社長どんな感じですか」→「思っている率と合っていますか」→「何がいちばん影響していますか」→「賄いきれない分の外注費」→「それだけ賄いきれないほど仕事が増えるとすると、前回おっしゃっていた採用は、やはり大事なことなんですか」。原価率の話が、採用の意思決定につながりました。実数に基づいて見解を述べ、ヒアリングし、「もしそうだとすると会社にこういう影響が出ますが、どうですか」まで進める。この会話がなければ、月次面談は始まっていません。
会社の状態で、見るべき軸は変わる
もう一つ大切なのは、すべての会社に同じ順番で数字を見せても意味がないということです。会社の状態によって、面談で置くべき軸が変わります。
赤字の会社:損益分岐点 → 収支分岐点 → 預金の適正性
赤字が続いている会社で、いきなり利益率の高度な話をしても行動は変わりません。順番は決まっています。まず損益分岐点——いくら売れば利益がゼロになるのか。次に収支分岐点——借入の返済も含めて、いくら売ればお金が回るのか。損益がトントンでも、返済がある会社は資金が減っていきます。そして預金の適正性——いまの手元資金で何ヶ月もつのか。この3段で、経営者と危機感の水準を合わせます。
黒字の会社:より概念を高くしていく
黒字の会社に損益分岐点の話をしても、遠い話になってしまいます。黒字の会社にはより高い概念を持ち込みます。預金残高は適正か。純資産比率は十分か。営業利益率はどの水準にあるか。「利益は出ていると言っても、優良企業と言える水準まで営業利益率を確保するには、最低これだけの売上が要ります」という形で、次の目標を数字で示します。黒字の会社にとっての月次決算は、守りの確認ではなく、伸ばすための設計図です。
自社の位置を、外部の統計と照らして確認する
自社の利益率や自己資本比率が、同じ規模・同じ業種の中でどのあたりにあるのかは、公的統計で確認できます。業種別・規模別の売上高や利益水準、自己資本比率は財務省の法人企業統計調査で公表されており、中小企業の経営実態は中小企業実態基本調査でも確認できます。社内の前年比較だけでは「良くなった/悪くなった」しか分かりません。外の物差しを一度あてておくと、目標の置き方が変わります。
(出典)財務省「法人企業統計調査」/e-Stat「中小企業実態基本調査」
▶ 関連コラム:銀行が見るポイント|実質借入と債務償還年数(預金の適正性と返済力を、銀行はどの順で見ているか)
監修税理士 塩谷宣弘の見解
私たちは面談の方向性は自由自在であるべきだと考えています。決まった資料を決まった順に読むのではなく、「この会社にいま一番気づいてほしいことは何か」を先に決めて、そこへたどり着く筋を組み立てます。担当が変わったばかりだから会話が薄い、というのはお客様には通らない話です。面談のクオリティは、その場の力量ではなく事前準備で担保する——これが私たちの基本方針です。
【無料経営診断のご案内】いまの月次が経営判断に効いているか、一緒に確認しませんか。 直近の試算表をお持ちいただければ、いま見るべき軸(損益分岐点なのか、営業利益率なのか)と、次の面談で決めるべき論点を30分で整理してお返しします。相談は無料・オンライン対応可・秘密厳守で、強引な勧誘は一切いたしません。
無料経営診断を申し込む
実務ポイント|私たちが月次面談で実際にやっていること
ここからは、私たちが顧問先と実際にどう月次面談を運営しているかを具体的にお伝えします。型の話だけでは、依頼したあとの姿がイメージできないと思うためです。
いきなり数字は開かない。まず肌感覚を合わせる
面談は担当者と社長のマンツーマンで、1時間半から2時間かけます。開始してすぐ資料を開くことはしません。まず前回の議事録をもとに、社長の身のまわりで何が変わったか、いま何を課題だと感じているかをヒアリングで確定させます。ここで肌感覚をすり合わせてから数字に入らないと、こちらが用意した論点と社長の関心がすれ違ったまま2時間が過ぎてしまいます。アイスブレイクも雑談ではなく、その日の的に向けて設計します。社長が先に結論を言ってしまって会話が終わることがあるため、入り口は2パターン用意しておきます。
計画とのズレを見つけ、追うものと追わないものを分ける
次に、計画とのズレを確認します。前提として目標値・本来あるべき数字を先に決めておく必要があります。比べる相手がなければ、ズレも見つかりません。そのうえで、季節変動など原因が明確なズレは深追いしません。追うのは自社でコントロールできる数値のズレだけです。典型的なのが、社内の管理資料上の原価率と、財務報告上の原価率が食い違っているケースです。社内の原価計算にすべての原価が落ちていないことが多く、まずここを是正しないと、その先の議論がすべて砂上の楼閣になります。
社長が口にした数字は、その場で資料に反映する
面談中、社長が「今期の着地はこれくらいだと思う」と口にすることがあります。このとき資料をその数字に直さないと、社長は自分の発言を無視されたように感じます。だから、その場で反映します。受注型で売上の計上時期が読みにくい業種なら決算着地予想に入れて合わせ、季節変動が読める業種なら例年の動きに沿って調整し、「この売上想定で合っていますか」と確認します。これには事前準備が要ります。売上を触ったのに変動原価が動かないのはおかしいので、売上を動かせば変動原価が率で連動する算式を、資料に先に入れておきます。お客様が何と言ったらどこを触るのか——そこまで想定して臨みます。
最後に「決めること」と「やること」を渡し、2週間ごとに追う
面談の最後には、その日出た課題に対して「社長に決めてほしいこと」「次回までに実行してほしいこと」をまとめてお渡しします。ここが曖昧なまま終わると、翌月また同じ話をすることになります。そして定期的なモニタリングが必要な案件は、月次面談を待たずに2週間に1回のペースで確認し、PDCAが回るまで伴走します。試算表を送って終わりとの決定的な違いはここにあります。私たちが話すのは過去の財務の説明ではなく、将来どうすればどうなるかという予測です。そのうえで、必要になった打ち手が評価制度づくりでも組織づくりでも計画策定でも、そのまま実現まで手伝える体制を持っています。
前提として、試算表が翌月末に出ていること
ここまでの話は、試算表がタイムリーに出ていることが前提です。基本は翌月末、遅くとも翌々月初には出したい。1ヶ月以上遅れているのは普通の状態ではありません。2〜3ヶ月遅れると「もう過去の話」になり、試算表としての効果はほとんど失われます。私たちは毎月お会いする契約しか結んでいないため、毎月必ず試算表が出る前提で動いており、資料の催促もかなり厳しく行います。入力自体をこちらで有償にてお引き受けしているのも、社内業務が優先されて会計入力の時間が取れないのは当然のことであり、それでも毎月必ず出る体制を作るためです。
▶ 関連コラム:試算表が遅い会社の立て直し方|基準は翌月末(いま2〜3ヶ月遅れている場合は、まずこちらから読んでください)
ここまでが、どの会社にも共通する月次決算の使い方です。ここから先は、御社の直近の試算表・計画値・借入の返済額が分からないと、いま見るべき軸がどれなのか(損益分岐点なのか、営業利益率なのか)を決めることはできません。同じ黒字でも、返済負担と手元資金の厚みによって、次に打つべき手はまったく変わるためです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 月次決算は、毎月必ず面談までする必要がありますか?
試算表を受け取るだけでも前進です。ただし経営判断に変えるには数字に対する第三者の見解と、社長へのヒアリングという往復が要ります。頻度を落とすとしても、比べる相手(計画値)を決めておくことと、面談の最後に次回までに決めることを明文化することの2つは外さないでください。
Q2. 試算表が翌月末に出ていません。まず何から直すべきですか?
もっとも効果があるのは、先に月次面談の日を決めてしまうことです。「来月のこの日に会いましょう。そのときには数字を出しましょう。そのためにはこの日程で資料を出しましょう」と、ゴールから逆算します。人は締切がないと動きにくいものです。あわせて、何の資料が必要か、どこにどう出すか、どんな形で送るかを明確にし直します。多くの場合、1〜2ヶ月で立て直せる範囲です。
Q3. 月次面談で、こちらから何を聞けばよいのか分かりません
経営者側から質問を作る必要はありません。「この数字の動きを、あなたはどう見ていますか」と一言聞くだけで十分です。見解が返ってくれば会話が始まり、返ってこなければ月次決算が報告で止まっているサインです。加えて「これは心配すべきことですか、心配しなくてよいことですか」と聞いてみてください。この2つで面談の質はかなり変わります。
Q4. 顧問税理士を変えないと、こうした月次面談は受けられませんか?
いいえ。申告や記帳をお願いしている税理士はそのままに、経営面のコンサルティングだけを別に依頼することは可能です。実際にそうした形でご支援している会社もあります。まずは現在の顧問関係を維持したまま、セカンドオピニオンとして数字の見方を確認する、という進め方でも構いません。現在の顧問先との関係を壊さない進め方をお伝えします。
Q5. 赤字なのですが、月次を細かく見る意味はありますか?
赤字のときほど意味があります。赤字の会社が見るべき順番は、損益分岐点 → 収支分岐点 → 預金の適正性です。とくに損益がトントンでも借入の返済がある会社は資金が減り続けるため、収支分岐点を把握できているかどうかが分かれ目になります。半年に1回しか数字を見ない会社は、判断も半年に1回しかできません。状況が厳しいときこそ、判断の回数を増やすことが効いてきます。
まとめ|月次決算は「報告」ではなく「決める場」にする
月次決算を経営判断に変えるために、この記事でお伝えしたことを整理します。
- 止まる原因は数字の読み上げで終わり、「で?」の先が会話になっていないこと
- 「どうですか」は意図のない質問。どんな答えが欲しいかを決めてから問いを作る
- 断定しない。事実の提示 → 自社の見解 → ヒアリング → 数値的インパクトの順に進める
- 変化点は率ではなく金額に直してから論点に載せる
- 一時的な支出は「心配しなくていい」と言い切る。判定を渡すことが専門家の役割
- 軸は状態で変わる。赤字=損益分岐点→収支分岐点→預金の適正性/黒字=より高い概念へ
- 面談の最後に「決めること」と「やること」を必ず残す
月次決算は、過去を確認するための書類ではありません。来月の一手を決めるための材料です。まずは次回の月次で、「この数字の動きをどう見ていますか」と一言聞いてみてください。そこから返ってくる答えの質が、いまの月次決算が経営判断に効いているかどうかの、いちばん分かりやすい判定になります。
監修税理士 塩谷宣弘の見解
私がよく申し上げるのは、粗利改善に毎月気づいて、0.1%でも0.5%でも改善に向けた動きを毎月している社長と、半年に1回数字を見て「悪かったか、でも今は良さそうだしな」で終わる社長。どちらの会社が良い状態になるか、という話です。判断の回数が、そのまま会社の差になります。私たちが毎月お会いする契約しか結んでいないのは、数字を見る回数を増やすことが、いちばん確実に効く打ち手だと考えているからです。
【無料経営相談のご案内】直近の試算表と、いま気になっていることをお持ちください。 いまの数字をどう読むか、次の一手として何を決めるべきかを、30分で整理してお返しします。中小企業200社を支える税理士法人の視点で、数字を見ながら直接お話をうかがいます。相談は無料・秘密厳守・オンライン対応可。現在の顧問税理士との関係を壊さない進め方もあわせてお伝えします。相談だけで終えていただいて構いません。強引な勧誘は一切いたしません。
無料経営相談はこちら
関連コラム・お役立ちリンク
- 事業計画を立てないということ|中小企業の経営計画手順(月次のズレを測るための「比べる相手」の作り方)
- 試算表が遅い会社の立て直し方|基準は翌月末(月次決算を機能させる前提条件。1〜2ヶ月で立て直す手順)
- 銀行が見るポイント|実質借入と債務償還年数(預金の適正性と返済力を銀行はどう見ているか)
- 資産効率の高め方|中小企業のROAと回転率の経営判断(黒字の会社が次に上げるべき概念)
- 労働分配率の目安|30〜50%の使い方(月次で必ず確認したい人件費の水準)
- 無料経営相談で何をするか|30分の中身(初回に何を持参すればよいか)
- 経営コンサルは顧問税理士を変えずに頼める(いまの顧問関係を維持したまま相談する進め方)
- 税理士の選び方|事業計画を任せられるか(数字に見解を持てる相手かを見極める基準)
- 無料経営相談・経営診断のお申し込み(直近の試算表をお持ちいただければ、その場で論点を整理します)