原材料も人件費も上がっているのに、価格だけが据え置きのまま。値上げが必要なことは分かっていても、長い付き合いの取引先に言い出せず、判断を先送りしている経営者は少なくありません。本記事では、値上げを「勇気の問題」ではなく数字の問題に変えるために、得意先別の粗利額から方針を決める手順と、失ってよい取引先の線引きを、中小企業200社を支援する税理士の視点で解説します。
この記事の結論:値上げの判断は、覚悟ではなく得意先別の粗利額から始まります。多くの会社は取引先ごとの粗利を見ていないため、どこを上げるべきかが決まりません。順番は①得意先別にどれだけ儲けられているかを確認 →②値上げ方針を確定 →③順次実行です。そして失ってよいのは、交渉にまったく応じず、かつ支払額が同業他社に比べて著しく低い先。取引先が1割減っても、価格の適正化によって粗利は従前より増えるケースが少なくありません。
Contents
値上げが必要だと分かっているのに、動けないという悩み
値上げについてご相談をいただくとき、経営者が困っているのは「上げるべきかどうか」ではありません。ほとんどの場合、上げる必要があることは既に分かっています。決まらないのは、どの取引先をどれだけ上げるのか、そして断られたらどうするのかという一点です。
コストは上がったのに、価格表は数年前のまま
仕入価格、外注費、燃料費、そして人件費。この数年で上がっていないコストを探すほうが難しい状況です。ところが販売価格だけは、数年前に決めたものをそのまま使い続けている会社が多くあります。結果として起きるのは、売上は前年並みなのに利益だけが薄くなっていくという現象です。売上が落ちていないため危機感が持ちにくく、気づくのは決算のときになります。価格を据え置くという判断は、何もしていないのではなく、毎月少しずつ利益を手放し続けているという判断です。そしてその分は、賃上げや設備投資に回せたはずのお金でした。
これは感覚の話ではありません。中小企業庁が受注側の中小企業30万社を対象に実施した調査(2026年3月時点・回答69,625社)では、価格交渉が行われた割合は90.7%に達している一方、価格転嫁率は54.2%にとどまっています。つまりコスト上昇分の半分近くは、いまも受注側が自社で飲んでいるということです。コスト要素別では原材料費55.7%、労務費50.0%、エネルギーコスト48.9%で、もっとも転嫁できていないのが労務費——つまり賃上げの原資です。
(出典)経済産業省・中小企業庁「価格交渉促進月間(2026年3月)フォローアップ調査の結果を公表します」/中小企業庁「価格交渉促進月間の実施とフォローアップ調査結果」
▶ 関連コラム:経費削減で賃上げ原資を生む3つの断捨離(値上げと並ぶ、もう一方の利益改善ルート)
「どの取引先を上げるか」が決まらない
値上げに踏み切れない理由を伺うと、全社一律に上げるのは現実的ではないという話になります。それはその通りです。ところが個別に決めようとすると、今度は判断材料がありません。どの取引先でどれだけ儲かっているのかを、数字で把握していないためです。売上の大きい先は分かっていても、粗利の大きい先は分からない。この状態では、上げる順番も、上げ幅も決められません。感覚で「あの会社は厳しそうだ」と外していくと、結局いちばん粗利率の低い先が最後まで残ります。
失うかもしれない怖さが、判断を止める
最後に残るのが、取引を失う怖さです。とくに創業期から支えてくれた取引先に対しては、値上げを申し出ることそのものに強い抵抗が生まれます。これは経営者として自然な感情であり、否定すべきものではありません。ただし、その感情のまま判断を止め続けると、会社の利益と従業員の待遇が、その関係を維持するための原資として使われ続けることになります。守るべき相手が誰なのかを、一度整理する必要があります。
なぜ値上げの判断ができないのか|3つの構造的な理由
値上げが進まない会社には、意思の弱さとは別の、構造的な理由があります。順に見ていきます。
理由1:取引先ごとの粗利額を見ていない
もっとも多い理由がこれです。多くの会社は、取引先ごとの粗利を見ていません。月次で見ているのは全社の売上と全社の粗利率までで、その内訳が誰によって作られているのかは分かっていません。ところが実際に表にしてみると、会社全体の粗利率は、少数の取引先によって大きく引き下げられていることがよくあります。全社平均だけを見ていると、この構造がまったく見えません。値上げの議論が「一律で何%上げるか」という乱暴な話になってしまうのも、内訳を持っていないからです。
理由2:古い取引ほど粗利率が低いという構造がある
実際に得意先別の粗利額を作ると、典型的な形が現れます。最近取引を始めた先は利益率が安定している一方で、古くからの取引先は粗利率が極端に低い、あるいは赤字のまま継続しているという形です。理由は単純で、価格を決めた時期のコスト水準がそのまま残っているからです。会社が成長し、原価も人件費も上がったのに、いちばん長く付き合っている相手の価格だけが当時のままになっている。これは経営者の怠慢ではなく、価格を見直す仕組みを持っていない会社に、構造として必ず起きることです。
理由3:最大のボトルネックは心理的ハードル
数字が揃っても、まだ止まります。踏み切れない最大のボトルネックは、心理的ハードルです。過去に自分が提示した価格を、自分から覆すことへの抵抗。ここが本当の壁になります。この壁は「頑張って乗り越える」では越えられません。越えるには2つの材料が必要です。ひとつは他社の値上げ事例を掴んで提案の形にすること。もうひとつは社内の主要メンバーと「なぜこの利益が必要なのか」を先に確認し、根拠づけしてから交渉に臨むことです。自社の中で理由が固まっていない値上げは、相手に押し返されたときに必ず折れます。
監修税理士 塩谷宣弘の見解
私が値上げのご相談で最後に必ずぶつかるのが、この心理的ハードルです。数字を並べて「ここは上げるべきです」と申し上げても、そこから先へ進まない。理由は能力でも交渉力でもなく、過去に自分が出した価格を、自分から覆すことへの抵抗です。だから私たちは、社長ひとりに背負わせません。社内の主要メンバーと「なぜこの利益が必要なのか」を先に確認し、根拠を固めてから交渉に入っていただきます。肌感として、いまはほぼすべての業種が値上げを提案すべき時期にあると思っています。
✅ 自己診断:あなたの会社はいくつ当てはまりますか?
- 主力取引先ごとの粗利額を、資料として持っていない
- いちばん粗利率が低い取引先はどこか、即答できない
- 現在の価格を決めたのが3年以上前の取引先がある
- 売上は前年並みなのに、利益だけが薄くなっている
- 値上げの話を「今期も」持ち越している
- 値上げの根拠を、社内の主要メンバーと共有していない
- 取引をやめてよい条件を、自社で決めていない
3つ以上当てはまる場合、値上げできない理由が交渉力ではなく、判断材料の不足にある可能性があります。
値上げの判断基準|得意先別の粗利額から方針を決める
ここからが本題です。値上げの判断は、次の3ステップで進めます。この順番を守るだけで、感情の議論が数字の議論に変わります。
- 得意先別にどれだけ儲けられているかを確認する(売上ではなく粗利額と粗利率を並べる)
- 値上げ方針を確定させる(必要利益から逆算し、社内の主要メンバーと根拠を固める)
- 順次実行する(一斉ではなく、優先順位の高い先から順に交渉する)
ステップ1:得意先別にどれだけ儲けられているかを確認する
最初にやることは交渉の準備ではなく、得意先別にどれだけ儲けられているかの確認です。売上ではなく粗利額と粗利率を並べます。ここで見るべきは3点です。①全社平均を大きく下回っている先はどこか、②その先の売上構成比はどれくらいか、③そこにどれだけの労力(人と時間)を使っているか。この3つを並べると、多くの場合売上構成比は高いのに粗利がほとんど残っていない先が浮かび上がります。これが値上げ交渉の第1優先です。逆に、粗利率が確保できている先を無理に上げる必要はありません。
ステップ2:値上げ方針を確定させる
次に、交渉に入る前に方針を固めます。一覧表を見ながら「どこを、いくらまで上げれば、会社として必要な利益に届くのか」を決めてしまうということです。ここで大切なのは、必要利益から逆算することです。「上げられそうな額」を積み上げると、たいてい必要額に届きません。先に必要額を置き、それを主力取引先に配分する形で目標を作ります。そしてこの方針を、社内の主要メンバーと共有して根拠を固めます。営業担当が「なぜ上げるのか」を自分の言葉で説明できない値上げは、現場で必ず失速します。
ステップ3:順次実行する(一斉ではなく順番に)
実行は一斉ではなく、順次です。優先順位の高い先から順に交渉し、反応を見ながら次に進みます。この進め方には理由が2つあります。ひとつは、最初の数件で相手の反応と有効な説明の仕方が掴めるため、後半の交渉の成功率が上がること。もうひとつは、万が一の離反が同時に発生しないため、資金繰りへの影響を吸収しやすいことです。値上げは一度のイベントではなく、これから毎年続けていく経営の作業です。一巡目で完璧を目指す必要はありません。
失ってよい取引先の線引き
もっとも聞かれるのがここです。私たちが線引きとしてお伝えしているのは、値上げ交渉にまったく応じず、かつ支払額が同業他社に比べて圧倒的に低い先です。この2つが重なっている場合、それは自社が取引の優先順位を下げられているということを意味します。「パートナーとして一緒にやっていく」のではなく「自分さえ勝てばよい」という考え方の相手だと考えられます。十分なサービスを提供しているという前提に立てば、同じ付加価値を、なぜ他社より安く提供しなければならないのか。その理由が示されない限り、取引の見直しが必要です。
▶ 関連コラム:労働分配率の目安|30〜50%の使い方(値上げで確保した粗利から、人件費をいくらまで払えるか)
監修税理士 塩谷宣弘の見解
「取引先を失ってもいい」と申し上げるのは、少し棘のある言い方かもしれません。ただ私は、こう考えています。十分なサービスを提供しているという前提に立てば、同じ付加価値をなぜ他社より安く提供しなければならないのか。その理由が示されないのであれば、それは優先順位を下げられているということです。大切なのは、大切にしてくれるお客様と従業員を守ること。昔からのしがらみだけで取引を続けることは、企業の発展にも従業員の満足にもつながりません。
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前工程|取引先別の粗利表は、こう作れば足りる
「得意先別の粗利額を見る」と申し上げると、次に返ってくるのは「うちの会計ではそこまで出せない」という声です。ここが最大の着手障壁なので、実務としての作り方をお伝えします。結論から言えば、全部を正確に出す必要はありません。
売上は分けられる。難しいのは原価のほう
取引先別の売上は、たいてい今ある資料で十分に分けられます。請求書や販売管理のデータがあれば足ります。難しいのは原価側です。ここはざっくりからでよいので分けていきます。手がかりになるのは、商品・製品ごとの仕入単価マスターのうち、金額を大きく占めているものです。すべての品目を追う必要はありません。いきなり全部をガチガチに合わせて数字を一致させることは、どこまでいっても目的ではありません。多くの会社は主力商品でほとんどの売上を上げています。だからこそ、主力商品と主力販売先に絞れば十分です。
共通原価は、分けようとしないほうがよい
次に躓くのが共通費の振り分けです。ここは教科書と少し違う考え方をお伝えします。原則は「簡単に分けられるもの以外は、一旦ひとまとめ」です。
| 費目 | 扱い |
|---|---|
| 人件費・家賃 | 部署ごとに分かれていれば分ける(事業部ごとの利益を見る) |
| 消耗品費・通信費・電話代 | 分けない。分けても分けなくても判断は変わらない |
| その他の間接的な費目 | 一旦「共通」で1つにまとめる |
電話代を取引先別に按分しても、値上げの判断は1ミリも変わりません。どれだけ分析しても、かけた労力の結果が「これ、どうなん」で終わってしまうケースが本当に多くあります。この考え方は、部門別・拠点別の採算を見るときも同じです。共通費の配賦で躓いて前に進まないのが最も多い失敗なので、最初は配賦なしで始めてかまいません。
精度は、やりながら上げる
作り始めるときに完成形を目指さないでください。精度は、やりながら上げるものです。まず金額の大きいところをやり、その数字がどう動くかを理解します。社長のイメージと全然違えば、「もう少しこの要素を分けよう」「見る商品を増やそう」と、議論しながら詰めていきます。経理の発想で「まず正確にやりましょう」と言うのは、現場を知らなすぎるうえに、費用対効果にも反します。ガチガチに合わせた結果が「改善の余地はないと分かっていたけれど、やはりそうだったね」で終わるのなら、それは今すぐやることではありません。
実務ポイント|値上げ支援で、私たちが実際にしていること
ここからは、当法人が実際に顧問先と行っていることをお伝えします。数字を出して終わりにはしません。
離反はどれくらい起きるのか(実感値としての1割未満)
もっとも不安が集まるのが、取引先が離れることです。私たちが関与してきた実感としては、離反は全体の1割未満に収まっています。そして重要なのはその先で、取引先数が9割に減っても、価格の適正化によって粗利は従前より上がっているケースが、関与先のほとんどです。これは「売上が増えた」のではなく、単なる生産性の向上です。同じ人数と同じ時間で、より多くの利益が残るようになったということです。そして残った利益は、お客様へのサービスと従業員の待遇に再配分できます。
※ この1割未満という数字は統計ではなく、当法人が関与してきた範囲での実感値です。業種・取引構造によって結果は変わり、同じ成果を保証するものではありません。
「昔からの付き合い」をどう扱うか
それでも、長い付き合いの取引先には特別な思いがあります。そこは私たちも同じです。ただ、判断のときには次の問いに戻っていただいています。同じ労力を使って売上を上げるなら、昔からの取引とはいえ、しっかり価格を叩かれている取引先に、どれだけの労力を使って仕事をするのか。これは相手を切るための問いではなく、自社の労力をどこに置くかという配分の問いです。
大切なことは、大切にしてくれるお客様や従業員を守ることです。昔からのしがらみのみで取引を継続することは、企業の発展にも従業員の満足にもつながらず、結果として良い商品・サービスを提供できない会社になってしまいます。
毎月、何を議論しているか
私たちは顧問先と毎月、試算表と得意先別の粗利を挟んで1時間から2時間ほど議論します。数字の報告会にはしません。進め方は決まっていて、まず実数をお見せし、次に私たちの見立てを意見として述べ、そのうえで社長のイメージと合っているかを確認します。ここで「原価率が悪いですね」と決めつけることはしません。前月の受注がずれた可能性もあるからです。ズレがあれば、「もしそうだとしたら、会社にこれだけの数値的インパクトが出るのですが、どう思われますか」という形で、金額に直してからお尋ねします。値上げの議論も、この延長線上で進みます。交渉の結果を毎月確認し、次にどの先へ行くかを決める。値上げは一度の決断ではなく、毎月の意思決定の積み重ねです。
いま値上げをしないことの意味
監修税理士 塩谷宣弘の見解
原価も人件費も上がっている局面で価格を据え置けば、その差はすべて自社の利益から出ていきます。多くの場合、いま値上げをしないことは死活問題になるのが明確だと思っています。賃上げの原資も、設備投資の原資も、値上げの手前にはありません。値上げをしない先に会社の成長や未来があるのなら、私はそれを否定しません。ただ、その絵が描けていないのであれば、いま動くべきだとお伝えしています。
▶ 関連コラム:銀行が見るポイント|実質借入と債務償還年数(値上げで確保した利益が、銀行評価にどう効くか)
ここまでが、どの会社にも共通する値上げの考え方です。ここから先は、御社の得意先別の売上構成と粗利率、そして原価の内訳が分からないと、どの取引先をいくら上げるべきかは申し上げられません。同じ年商・同じ業種でも、取引先の構成と原価構造によって、上げる先も上げ幅もまったく変わるためです。「一律5%」のような一般解は、この判断には使えません。
よくある質問(FAQ)
値上げは、どの取引先から進めるべきですか?
得意先別の粗利額を並べ、全社平均を大きく下回っている先のうち、売上構成比が高い先から進めます。売上が大きいのに粗利がほとんど残っていない先は、自社の労力を最も多く使いながら利益に貢献していないため、優先度が最も高くなります。粗利率が確保できている先を無理に上げる必要はありません。
取引先別の粗利は、どこまで正確に出す必要がありますか?
正確に出す必要はありません。売上は既存資料で分けられるため、原価側を金額の大きい品目からざっくり分ければ十分です。消耗品費や通信費のような間接費は分けても判断が変わらないため、一旦「共通」でまとめてかまいません。精度は、運用しながら上げていくものです。
値上げを断られたら、取引はやめるべきですか?
断られたことだけを理由に判断はしません。線引きは、交渉にまったく応じず、かつ支払額が同業他社に比べて著しく低いという2点が重なっている場合です。この状態は、自社が取引の優先順位を下げられていることを意味します。まずは自社が受け取っている価格が同業と比べてどの水準かを確認してください。
取引先が減って、売上が落ちるのが不安です。
当法人が関与してきた実感としては、離反は全体の1割未満に収まり、取引先数が9割に減っても価格の適正化によって粗利は従前より増えているケースがほとんどです。ただしこれは統計ではなく実感値であり、業種と取引構造によって結果は変わります。事前に、離反した場合の資金繰りへの影響を試算しておくことをおすすめします。
値上げを社内でどう説明すればよいですか?
交渉に入る前に、主要メンバーと「なぜこの利益が必要なのか」を確認し、根拠を固めてください。必要利益から逆算した金額であること、その利益が賃上げやサービス品質の維持に使われることを共有します。営業担当が自分の言葉で理由を説明できない値上げは、現場で押し返されたときに必ず失速します。
まとめ
値上げは、勇気の問題ではなく順番の問題です。要点を整理します。
- 判断の起点は得意先別の粗利額。多くの会社がここを見ていないため、上げる先が決まらない
- 典型的な構造は「古い取引先ほど粗利率が低い」。仕組みを持たない会社に必ず起きる
- 順番は①得意先別の粗利を確認 →②方針を確定 →③順次実行
- 失ってよいのは交渉に応じず、かつ支払額が同業他社より著しく低い先
- 粗利表は主力商品・主力販売先に絞り、精度は後から上げる。共通費は分けなくてよい
- 離反は実感として1割未満。取引先が9割に減っても粗利が増えるケースが多い(※統計ではなく実感値)
このまま価格を据え置けば、上がり続けるコストの差額は、すべて自社の利益から出ていきます。それは賃上げにも設備投資にも回せたはずの原資です。判断を後ろにずらすほど、選べる手は少なくなります。まずは主力取引先の粗利額を並べてみることから始めてください。
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関連コラム・お役立ちリンク
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- 人材確保と賃上げ|中小企業の利益構造と給与設計(値上げで生まれた原資を、待遇にどう配分するか)
- 労働分配率の目安|30〜50%の使い方(粗利がどれだけあれば人件費を払えるかの基準)
- 資産効率の高め方|中小企業のROAと回転率の経営判断(同じ労力でどれだけ利益を生むかという発想)
- 銀行が見るポイント|実質借入と債務償還年数(値上げで確保した利益が、銀行評価にどう効くか)
- 税理士の選び方|事業計画を任せられるか(粗利の内訳まで一緒に見てくれる相手かを見極める)
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